第五場 上手と下手から、お地蔵さんの行進。先頭、それぞれ、寺中地蔵と坂下地蔵。
陀羅尼を唱えながら、中央で出会い、前を向く
「オン、カー、カー、カー、ビサマエーソワカ」「おんにこにこ腹たてまいぞそわか」
寺中地蔵 「皆さん、私は仞利天へ参り、仏母マハー・マーヤー様にお目にかかり、日本の私たちの現状を訴えました。
マーヤー様はおっしゃいました。皆さん、決して諦めてはいけません。
正しい仏の道を会得するためには、自分の性根をさらけだして、その腐ったはらわたと対決して、己れ自身を知ることです。そのはらわたの底を見せて頂くということは、実はご先祖の姿を見せていただくことなのです。
よろしいですか。本来、仏でありながら、人は皆、人生、七十年、八十年、どうして、見栄、体裁、五欲に明け暮れて、苦しむのでありましょう。末法万年の悪世でありますゆえに、余計にその現象が強まるのでありましょう。
そんな中で正しい仏の道を行うことは、大変、難しいでしょうが、お釈迦様は今も、厳然と世界を導いておられるのです。どうして仏におすがりしないのですかと、人々に説き続けて欲しいのです。
マーヤー様はそのように、私に、厳しく、またやさしくおっしゃいました。
どうか、みなさん、決して諦めないで、
仏の道を簡単なこと、出来ることから、実践していきましょう。」
坂下地蔵
「私、坂下地蔵も改めて、決心いたしました。この日本が、いや、世界がどうなろうとも、この体がいつかは砕けて
、あるいは磨り減って、塵土になっても、人々の成仏を祈り続けます。そうして特に、幼いいのちの健康と安全を
しっかり守りたいと思います。それでは皆さん、町へ村へ戻りましょう。ハーイ、では出発!」
オンカーカーカーカビサンマーエーソワカ!舞台中央階段から降りて、通路を通って退場。
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